私が私の人生と向き合って一生懸命になれたのはいつからだろうか、何がきっかけだろうか
高校に入学した頃の私は、なぜか早々に人生に絶望していた。加えて、何かを本気で頑張ることはしていなかった。できなかった。
頑張れなかったというよりは「本気で頑張る」ことができなくなっていた。挑戦すらもしていなかった。どんな物事に対しても完璧にこなすことができない自分と向き合うのが怖かった。どうせと決めつけて逃げていた。
そんな私ではあったのだが、最近は(ここ数年は)かなり違う。
きっかけはなんだ?と思うと大昇くんが頭に浮かぶ。あ〜、そうじゃんと毎回幸せで胸がいっぱいで照れ隠しでクスッとする。
某ドキュメンタリー番組は苦手なのだが、すごく印象に残っているシーンがある。
LA修行でのリハーサルのシーンだ。愛燦燦を何度も何度も歌って、自分の納得が行くまでスタッフさんに「すみません…もう一回いいですか?」と頭を下げていた。
納得がいかない様子の大昇くんは少し不安そうだった。いつもとは違う彼の姿に感銘を受けた。このリハーサルを見て、きっと大昇くんはどの本番でも納得が行くまでたくさん練習しているんだろうなと思った。16歳の男の子の姿から刺激を受けた。
不安な表情で納得がいかない様子だったが、その姿がとても格好よかった。私もいつか彼のようになりたい、そうありたいと思った。
憧れの人を見つけて頑張る姿を見ていたら、夢に向かって一歩ずつ着実に力強く歩みを進める姿をみていたら、勇気が湧いてきた。
「◯◯のおかげで頑張れる」を初めて体感した。アイドル雑誌でのインタビューでお仕事を頑張ってることや近況を知り、踏ん張れた。
頑張れなかった私が、失敗が怖かった私が諦めそうなときに踏ん張ることができるようになっていた。
心が折れそうなときは、カメラに「やってみなきゃわかんないじゃないですか。」と言っていたことを、配信コンサートの終わりに「また会える日までお互いに頑張りましょう」と言ってくれたことを思い出した。
先日のミュージックステーションでのパフォーマンスを観て感動で涙が止まらなかった。感動すると同時にこのドキュメンタリーを思い出した。
パフォーマンスを見て大昇くんの譲れない大切な芯の部分を感じた。
ああ、きっとあの頃から変わらずに頑張り続けてるんだなと思った。
いつだって手に取るようにわかる(大昇くんのファンだから贔屓目ではあるが)パフォーマンスの変化が嬉しかった。
私と大昇くんの人生は決して交わらない、他人同士なアイドルとファンの関係だけれど、コンサートでの言葉の通りお互いに頑張れていることが嬉しくて仕方がなかった。
「明日からもまた頑張ろう」と心から思えた。
私に頑張る理由をくれて、頑張る大切さを思い出させてくれてありがとう。
大昇くんの歌声で、ダンスで、笑顔で、紡ぐ言葉で、なんだって頑張れています。
実は、頑張りすぎてしまう大昇くんを見ると少し心配になる時がありました。けれど、最近の大昇くんを見ているとそんなことはいらぬ心配だったかもなと思います。(ただ、ファンだし大好きだからこれからも心配だけは勝手にさせて下さい。)
大昇くんの19歳の一年が素敵な一年でありますように。どうか元気に過ごしてね。
笑顔でいっぱいの一年になるといいな。